山本草太が金メダル　冬季ユース五輪

　冬季ユース五輪第４日は１５日、ノルウェーのリレハンメルで行われ、フィギュアスケート男子でショートプログラム（ＳＰ）１位の山本草太（愛知みずほ大瑞穂高）がフリーで３位となり、合計２１５・５２点で今大会の日本勢初の金メダルを獲得した。島田高志郎（岡山・就実中）は１８２・５２点で６位だった。

山本、3A失敗もSP貯金で逃げ切る

　フィギュアスケート男子の山本がＳＰの貯金で逃げ切り、日本に初の金メダルをもたらした。演技終了後は力を使い果たした様子で、優勝が決まると両手を合わせて喜びをかみしめた。

　ＳＰ後に「ショート１位のときはすごく波に乗れる」と話していたが、フリーは最初のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）で転倒。だが、ここで崩れず、その後はミスを最小限に抑えた。「いろいろなものを背負って大会に臨む。結果を残して日本に戻りたい」と意気込んでいた１６歳の選手団主将が期待通りの成績を出した。

島田、ジャンプで精彩欠きミス「失敗で弱気に」

　フィギュアスケート男子の島田は前半の二つのジャンプでミスが出るなど精彩を欠き、「ものすごく悔しい。最初の失敗で弱気になってしまった」と大粒の汗を流しながらうなだれた。

　「自分ならできる」と臨んだが、最初の連続３回転ジャンプの着氷が乱れて手をつくと、ダブルアクセル（２回転半ジャンプ）の後の３回転ループは転倒した。「体は動いていたが、焦りが出てしまった。失敗した後がこれからの課題」と飛躍の鍵を挙げた。

（サンスポ）

男子最終結果

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男子フリープログラム