冬季ユース五輪第3日は14日、ノルウェーのハーマルなどで行われ、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)で白岩優奈(京都・大枝中)が60.87点をマークして首位に立った。坂本花織(兵庫・渚中)は56.25点で5位につけた。フリーは16日に行われる。
14歳白岩、堂々のSP首位「大舞台楽しんだ」
フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)を滑り切った白岩の表情に笑みが広がった。「自分の中では今季一番の出来だった」。自身も納得できる内容で首位に立った。
「五輪という名前がつく大会で緊張した」。3回転の連続ジャンプでは、最初の踏み切りでミスがあった。しかし、残りのジャンプは危なげなく成功させ、出場者でただ一人、60点台をマークした。
昨年は優勝を狙う意識が強過ぎて、SPで失敗したこともあったという。「その時に、まずは試合を楽しもうと考え直した」。言葉通り、会場の雰囲気にのまれることなく、表情豊かに演じ切った。
16日のフリーに向けて、心の片隅に金メダルのイメージがあっても仕方がない状況だ。それでも、14歳の白岩は「自分ができることを出し切りたい」と謙虚に語った。
(時事通信)
坂本、痛み乗り越え納得の演技
フィギュアスケート女子の坂本は現地入りしてから悪化させた腰周辺の痛みを乗り越え、演技を終えると両手でガッツポーズ。「ノーミスで滑りきることができた。この状況でやりきったと思う」と納得した。
直前に痛み止めの注射を打って臨んだ本番。序盤の連続3回転ジャンプできれいに降りきって勢いに乗った。情熱的に舞い、後半のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)もまとめた。逆転での表彰台を目指し、「このままフリーも自信を持ってやりきりたい」と力を込めた。
(サンスポ)
女子ショートプログラム結果
PL | Name | Nation | Points |
1 | Yuna SHIRAIWA | JPN | 60.87 |
2 | Elizabet TURSYNBAEVA | KAZ | 59.11 |
3 | Diana NIKITINA | LAT | 58.81 |
4 | Polina TSURSKAYA | RUS | 58.65 |
5 | Kaori SAKAMOTO | JPN | 56.25 |
5 | Ji Hyun BYUN | KOR | 56.25 |
7 | Anastasia GALUSTYAN | ARM | 55.89 |
8 | Maria SOTSKOVA | RUS | 53.40 |
9 | Anni JARVENPAA | FIN | 48.27 |
10 | Vanna GIANG | USA | 48.14 |
11 | Lucrezia GENNARO | ITA | 47.45 |
12 | Juni Marie BENJAMINSEN | NOR | 47.18 |
13 | Xiangning LI | CHN | 46.97 |
14 | Fruzsina MEDGYESI | HUN | 43.45 |
15 | Annika HOCKE | GER | 41.52 |
16 | Alexandra HAGAROVA | SVK | 38.75 |